心はしんどい。
でも、教員は続けてみようと考えている。
という、思いを持っているあなたに、
今現在を乗り越える方法と年度末にできる方法をお伝えします。
まず、心がしんどい中、
頑張っているあなたはとても素晴らしい
ということを自覚して下さい。
この苦しみや大変さは、
あなたが人としての魅力を増すきっかけとなるとも思います。
教員が今現在を乗り越える方法
- 休職する
- 転職活動をする
- スキルを身につける
- 読書を通して、新しい価値観を手に入れる
- 社会人サークル等に参加する
- 職場で何でも話せる同僚をつくる
- 教員の集まりやセミナーに参加し、自己研鑽する
以上の6つが、なんとか乗り越える方法です。
上から順に、心のしんどさに合わせたものになります。
休職をする
あなたの心が限界の時は、迷わず休職をお勧めします。
方法としては、
通院をした後に、医師からの診断をもらって下さい。
医師からの診断をもらった後は、管理職に休職の旨を伝えて下さい。
そうすることで、休職することができます。
誰が何と言おうと、あなたの体や心を大切にするべきです。
しかし、休職を行う場合は、
いくつかの注意点が必要となってきます。
それは、人事や異動に影響が出る可能性があるというものです。
他市や他地区、他府県に異動をする場合、
休職の経験を問われることが
あるようです。
面接官や、地域によっては、休職の経験から
異動を断られることもあるかもしれません。
異動をしたいという場合は、
少し注意が必要となってきます。
転職活動をする
「教師を続けたいのに、転職活動をするの?」
と感じる方もいるでしょう。
転職活動を行うことで、
心に余裕を持つことができたりします。
なぜかというと、
「これからもずっと仕事が大変だと、続けることができないかもしれない。」
といった不安を持っている人もいるからです。
「自分はこの仕事を辞めたとすると、こんな仕事につけるんだなぁ」と、
理解できると、いざという時のリスク回避になるので、おすすめです。
自分は、
「今とは違う人生を送ることができるんだ。」
と視野を広く持つことができる機会を得ることができるでしょう。
スキルを身につける
スキルを身につけることで、
自分の未来に選択肢を増やすことのできます。
内容は教員に必要とされない能力でも構いません。
今後に不安を感じている方は、
ぜひやってみましょう。
おすすめスキルとしては、以下のものがあります。
- 英語
- MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
- 簿記
- Web系
- プログラミング など
これらの中から、自分ができそうなものに手をつけてみて下さい。
英語やMOSといったの資格は、
普段の教員としての業務にも役立てることができます。
また、簿記は自分の生活に直結する内容でもあります。
Web系のスキルやプログラミングスキルは、
これからの自分の人生に広がりを作ることができるでしょう。
自分に合った内容の勉強を始め、スキルを身につけると、
どこでもどんな状態でも、とりあえず生きていけるという
自信にもつなげることができるでしょう。
読書を通して、新しい価値観を手に入れる
どの社会でもそうかもしれませんが、
教員の社会は狭いことがあります。
市内の教員は、「大体知り合いだし、繋がっている」
といった状況も少なくはないでしょう。
その社会で形成された常識というのも存在します。
その常識に対して、違和感を覚えたことのある人も
少なくはないでしょう。
教育職とは、異なる世界で生きている人や
歴史の偉人たちの、想いや考えを知ることは
窮屈に感じている今の自分を解き放つ
大きな力となるでしょう。
社会人サークルに参加する
教員だけではなく、
異なる社会に所属する人々と交流することはとても大切です。
Googleで、「社会人サークル」と
検索してもらっても良いですし、
知り合いに紹介してもらっても良いかもしれません。
ただ、自分の趣味に合っていないものや、
もう人間関係が出来上がりすぎて入り込みづらいというものは、
避けておくのが無難でしょう。
仲良くなるにも時間がかかったりすることもあります。
自分の心と相談してみて下さい。
職場で何でも話せる同僚をつくる
難しいと感じる人もいるかもしれませんが、
働いている職場に何でも話せる人がいると、
それだけで、
心がしんどくても何とか乗り切ることができたりします。
職場の誰かと、少し食事に出かけたり、
買い物に行ったりするなど、
少しでも交流を深めれると良いでしょう。
教員の集まりやセミナーに参加し、自己研鑽する
教員の集まりやセミナーにも、いろいろな種類があります。
教職員組合から、学級経営や各教科を研究するための集まりもあります。
そういった教員の集まりは、若手であれば
参加するだけで「よく来てくれたね。」と、
声をかけてくれたりもするものです。
そういった、温かい交流を何度も繰り返していくことで、
自分の教員としての力を磨くことにもつながるでしょう。
自分に力がつくと、教員としての自信にもつながります。
あなたの仕事に良い影響を与えてくれるはずです。
また、一度参加して諦めてしまった人も、
自分が過ごしやすい環境を見つけるまで、
いろいろな所に顔を出してみることをお勧めします。
あなたの悩みを相談できる場所を
たくさんつくれると素敵です。
しかし、
「自分には合わないもの」
「興味のないもの」
には入らない方が良いです。
あくまで、自分の心や体に負担のない形で
取り組むことができたら良いと思います。
教員が年度末にできる方法
もし、何とか年度末まで教員を続けることができたのならば、
自分の環境を整える行動もできると良いでしょう。
環境を変える方法は、
「学校を変えて、環境を変える」
「今の学校に所属しながら環境を変える」
の2つに分かれます。
もう少し、具体的に紹介すると、
- 異動をする。
- 担当学年・教科等を変える。
の2点を挙げることができます。
詳しく紹介していきます。
異動をする
自分が働く環境を変えるというのも、
1つの選択肢として取り入れても良いでしょう。
異動の希望は、9月〜12月あたりで聞かれたりします。
異動願いを提出すると、その後面接等も行われるでしょう。
管理職とも相談しながら、進めることがおすすめです。
他市や他地区への異動は、
あなたの人生に新しい世界を見せてくれます。
しかし、覚悟も必要です。
異動先で、これまで以上に大変な思いをすることもあります。
新しく人間関係も作らなければなりません。
今の自分としっかり相談しましょう。
担当学年・教科等を変える
具体的にいくつか紹介すると、
担当する学年・教科・部活動・校務分掌などです。
今の学校に所属しながら
環境を変えることができます。
今の職場の人間関係を維持したいと感じているのであれば、
おすすめできる方法です。
管理職などに相談し、
来年度の人事を工夫してもらえると良いですね。
まとめ
教師というのは、
子どもの成長を一番身近に感じとることのできる
やりがいのある仕事です。
しかし、色々なトラブルや人間関係で
苦しむことも多い仕事でもあります。
今、「心がしんどい」と感じている人には、
色々な方法で乗り越えてほしいと思います。
乗り越えた時に、
あなたの人間としての魅力が
磨かれていくことを信じています。
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